
こんな受験生向けの記事になります

模試の偏差値に興味がある
模試の結果の扱い方が知りたい
今どれくらいの偏差値があれば良いか気になる
都内の私立中高一貫校に通う 中高はサッカー部に所属、高1の途中で退部 中3から特待生になり学費免除になる 高二の夏から東大専門塾鉄緑会に入り、高三の冬に東大A判定を達成 現在大学2年生
1.模試の結果の扱い方 2.どれくらいの偏差値があれば良いのか
1.模試の結果の扱い方
今回は多くの人が気になっている模試の結果の扱い方についてお話しします。
模試の結果というのは、偏差値や、志望校の判定の事です。
最近インスタやTwitterで、模試の結果についての講評をお願いされる事が多かったので、この記事を書くことにしました。
まず1番に伝えたいことは、模試の偏差値も志望校判定も対して気にする必要は無いです。
あくまで高2の夏休み前の話ではありますが、模試の結果に一喜一憂する必要は無いです。
理由を説明します。
基本的に駿台や河合が主催する全国模試ってトップ層の生徒が受験しないんですね。
私立の中高一貫校のトップレベルの人達が初めて参加するのは高3のいわゆる東大模試と呼ばれる模試からで、
それまでの全国模試くらいでは猛者は受験しません。
ですから猛者がいない模試でどんな順位や偏差値を取ろうが、正確な値ではないので参考になりません。
加えて、例えば模試で出た範囲が出来なかったとして、それがそのままその人の成績には直結しません。
たまたまどの科目も苦手な範囲が出たかもしれませんし、計算ミスを連発していたかもしれません。
もちろん苦手範囲を残していた事が悪いですし、計算ミスをするのはその人の実力と言えますが、
模試を受けたその時の本当の学力とは少なからず差があることも事実です。
入試本番は1回限りですから、計算ミスもダメだし苦手範囲をそのままとか論外ですが、模試はそうではないのです。
模試なので、そこまでシビアにいく必要は無いです。
つまり、模試の結果だけを見て自分はダメだとか勉強できないとか思い詰めて悩む必要は無いです。
全ての学生が受けているわけではないし、そして模試1回程度じゃ正確な偏差値は測れない、
以上の理由から模試に一喜一憂するのは間違っています。
しかし、半日、長くて1日を捧げて受験した模試自体には意味があります。
間違ったところや範囲から自分の穴や苦手分野は把握できるはずですので、徹底した復習は必須です。
僕は一喜一憂するのが間違いだと言っているだけで、模試の結果から反省はするべきだと言っています。
高3の夏休みまでに受ける模試は"自分の苦手発見装置"程度の認識に留め、結果の数字に惑わされることなく勉強を続けましょう。
さらに言えば、現役生はいくらでも爆発的に学力が伸びますので、たとえ高1の模試で東大E判定だったとしても、それがイコール東大には絶対受からないということにはなりません。
余裕で合格の可能性がありますので、大事なのは模試の数字に一喜一憂することではなく、模試の結果から自分に足りない勉強を読み取って実行に移すか否かです。
では高3の夏休み以降はどうでしょうか?
高3の夏休みは現役生が爆発的に伸びる期間です。夏休み明けにすぐ伸びなくても後の伸びの基盤になる期間です。
ですからこの期間後の模試は受験者の大半が実力の頂点にいますので、結果がかなり正確になります。
夏休み以降ですと、東大模試以外の普通の模試でも猛者たちがちょくちょく参加しだすので、
順位の数字なんかも少しずつ正確になります。
そういった様々な要素から高3の夏以降の模試に関しては一喜一憂しましょう。
結果が悪かったらしっかり悩み、勉強を見直しましょう。
Next Stage [ネクステージ] 英文法・語法問題 4th edition
2.どれくらいの偏差値があれば良いのか
よく聞かれる質問に、〇〇大学を志望しているのですが、今どれくらいの偏差値が必要なのかというのがあります。
正直なところ、模試によって偏差値の持つ意味は変わります。
模試によって東大A判定に必要な偏差値が10も違うことがあります。
ですから、そういう意味でも偏差値の数字に固執する必要はありません。
僕の意見としては、高3になるまでは偏差値なんか気にせずに、ひたすら勉強してコツコツ学力をあげるのが1番良いと思います。
高3になってから、模試の判定で少しずつ志望校を意識し、夏明けてからの模試で本格的に自分の全国での立ち位置を知れば良いと思います。
ですから、今必要な偏差値、とか今どれくらいの偏差値があれば合格できるか、など悩む必要はないというのが答えです。
まとめ
模試の偏差値について僕の意見を述べさせていただきました。
やっぱり受験生が模試を受けると、その数字にどうしてもこだわりたくなってしまうのもわかるんですが、きちんと結果とだけ向き合って復習をしましょう。
学年の低いうちから偏差値や判定に固執して志望校を決めてしまうのは本当に良くないです!
自分の進路ですから、きちんと考えて行動するようにしましょう!